奄美を感じる /フォトエッセイ 水車(みじぐるま) /ショチョガマと平瀬マンカイ(2)


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ショチョガマと平瀬マンカイ(2)
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平瀬マンカイの方は、夕方から始まった。
潮が満ち始める頃、海際にある二つの岩の上で、神平瀬に5人のノロ(女性だけ)、メラベ平瀬に7人のグジ(男女)が立ち、お互いに招き会う仕草で神を招いた。その後、海に向かってノロが祈り、グジたちは輪になって踊った。

ノロの女性たちが、岩の上で祈りをあげているシーンを見ていると、胸が熱くなり、涙が溢れてきた。もっと、以前に見ることが出来たチャンスを、なぜもっと大切にしなかったのか、いや、そんな思いではなく、祈る姿というのは、見る者を素直にさせるのかもしれない。
海岸では、集落の人々の宴が始まった。神を招き、来年の豊作を祈り、人々は、日々の暮らしに感謝を忘れない。ショチョガマと平瀬マンカイ、いずれにも、ただの見物客にしか成れなかったが、ありがたいものを頂いた気がする。

二十歳過ぎまで奄美にいながら、私は、この行事を見たことがなかった。
撮影するいい機会だと思ったのだったが、なぜか、銀塩カメラを忘れた。
取材をするmidoriさんは、ペンのインクが出ない。お笑いでこぼこコンビに
奄美は「また、来いよ」と、たぶん言ってくれているのかもしれない。

(2004.10.12記)

(撮影・2004.09.25)

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