調べてみると、奄美群島には非木材紙原料として使えそうなものが多くあることがことがわかりました。非木材紙とは木材以外の植物や農産副産物を原料として作られた紙のことです。
特にサトウキビ、バショウ、サネン(ゲットウ)の3つは、紙の原料として注目されていることもわかりました。
まずサトウキビについて。糖汁を搾った後の残りカス(バガス)は世界中の製糖工場から大量に発生するので、紙の原料に比べ集荷・運搬のコストが小さく経済的な紙の原料として世界中で研究開発が進んでいるそうです。
次にバショウですが、琉球では18世紀にバショウ紙の製法が開発されています。
明治に入って衰退し長く途絶えていたものが1978年に復興され、現在も首里で継承されているそうです。
そしてサネン、月桃です。これもやはり沖縄では既に月桃紙の製品開発に着手されていました。サネンの殺菌効果や防虫防カビ効果を生かして壁紙や障子紙などの機能性紙として注目されているようです。
上記3つの植物はいずれも奄美群島の山や集落で普通に見られる植物です。
言い換えれば奄美を象徴する奄美らしい植物と言えます。
でも、島を離れて住む私にはいずれも簡単には入手できそうにありません。
かろうじてサネン(月桃)だけは他の二つに比べると手に入る確率が高そうです。
そういうわけで当面はサネン原料を前提として、シマ紙作りの方法を考えていきます。

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